性病検査で即日結果が出る東京都内で安いクリニックは？無料できるクリニックや保険適用になるクリニックも紹介

画像引用：プライベートケアクリニック東京

オンライン診療があるか

患者のプライバシーに配慮したクリニックでも、やはり足が重いという方も多いのではないでしょうか。オンライン診療なら周りにバレる心配もなく検査キットで性病なのかを確認できます。

ただし、検査キットには検査ができる種類が限られているので、希望するものがあるのかをチェックしましょう。

精密検査も可能か

即日結果が得られる検査も良いですが、無症状の場合はしっかり検査する必要が出てくる可能性があります。そのため、精密検査も行っているクリニックがおすすめです。

精密検査の場合は、即日検査の料金よりも高くなる可能性があるので、検査費用をそれぞれ比較しておきましょう。

検査できる種類が豊富か

クリニックによっては検査できる種類が異なります。さらに3項目や5項目などセット料金になっていることもあるので、希望する検査が入っているかをチェックしましょう。

例えば以下のような項目が検査できます。

• 梅毒
• HIV/エイズ
• 性器クラミジア感染症
• 淋菌感染症
• 性器ヘルペスウイルス感染症
• 尖圭コンジローマ
• トリコモナス症
• 性器カンジダ症
• A型肝炎
• B型肝炎

下記でもそれぞれの性病について解説しているので、ぜひご覧ください。

相談しやすい雰囲気か

男性専用のクリニックや女性でも検査しやすいように工夫してくれるクリニックがおすすめです。クリニックに行った経験者でしかわからないことがあるので、クリニックを決める前に口コミを調査しておくと良いです。

口コミサイトではどのような対応を受けたのか、院内の雰囲気はどうかなどが把握できます。

性感染症について知っておこう

性感染症とは、「性行為で感染する病気」を総称して、性感染症（STI）と呼ばれます。ウイルスや細菌、原虫などが、性器や肛門、口腔などに感染するものです。

ここでは性感染症の種類について、それぞれの違いを解説しているので、参考にしてください。

HIV/エイズとは

画像引用：東京都性感染症ナビ

HIV（ヒト免疫不全ウイルス）は感染すると免疫系を攻撃し、免疫機能を徐々に弱めていくウイルスです。一方エイズは、HIV感染が進行して免疫系がほぼ壊滅的に損傷し、さまざまな感染症やがんが発症する状態を指します。

HIVは主に血液、性交、母子感染（妊娠、出産、授乳時）などを通じて感染します。一度感染すると、ウイルスは体内のCD4細胞と呼ばれる特定の免疫細胞を攻撃。

HIV感染者は、初期には症状がほとんど現れませんが、数週間から数か月後にはインフルエンザのような症状が現れることがあります。

性行為による感染を防ぐには以下の項目が挙げられます。

• コンドームを使用する
• セックスをしない

また、HIVは人の唾液や尿からは感染しません。HIVの感染力は弱いので、人の体内に入らなければ問題ないでしょう。

梅毒とは

画像引用：東京都性感染症ナビ

梅毒とは梅毒トレポネーマと呼ばれる細菌によって引き起こされる性感染症の一つです。梅毒は通常、性行為を介して感染が広がりますが、妊娠中に胎児に感染することもあります。

2022年、都内での梅毒報告者数は3,677件で、2年連続過去最多となりました。現在もなお増加の傾向にあります。

梅毒は4つの段階に分かれて進行していくのが特徴です。

梅毒は感染しても症状がすぐに出ないので、検査しないとわからないことも。気になる方は早期発見と早期治療を行うのが一番です。

性器クラミジア感染症とは

性器クラミジア感染症は、クラミジア・トラコマチスと呼ばれる細菌によって引き起こされる性感染症の一つです。クラミジアは細菌性感染症の中で最も一般的で、しばしば無症状で進行することがあります。

主な感染経路は性行為ですが、感染は直接の性的接触だけでなく、感染者の生殖器や口、肛門からの分泌物が健康な個人の粘膜に接触したときにも広がります。

性器クラミジア感染症の主な症状としては以下の通りです。

• 異常な分泌物：尿道や膣からの異常な分泌物が見られる
• 排尿時の痛み：尿道炎が起き排尿時に痛みや刺激を感じる
• 性器部の痛み：陰部や精巣、膣内に痛みが生じる
• 性交時の痛み：性交時に痛みや不快感を感じる

しかし、多くの感染者は無症状であるため、検査されない限り感染に気付かないことがあります。

未治療のまま進行すると、女性では子宮内膜炎や骨盤腔内の炎症を引き起こすことがあり、また男性では尿道炎や前立腺炎などが発生する可能性があります。

性器クラミジア感染症は抗菌薬によって効果的に治療できます。感染が発覚した場合、感染者とそのパートナーは同時に治療を受けるべきです。

淋菌感染症とは

淋菌感染症とは、淋（りん）菌と呼ばれる細菌によって引き起こされる症状です。この細菌は主に性的接触を通じて感染が広がりますが、感染者の分泌物が健康な個人の粘膜に接触したときにも感染が起こる可能性があります。

男性は症状がすぐに出やすいのですが、女性は性器の粘膜によって発見が遅れてしまいがちです。

• 男性の場合：尿道のかゆみや熱感、膿の排出などが早い段階から現れる
• 女性の場合：緑黄色の濃いおりものや尿道から膿が出る

B型肝炎とは

B型肝炎は、急性と慢性の2つに分かれます。母子感染では母親が感染している場合、90％が慢性化するとされています。

20代から50代では、性行為が主な感染経路となっているのが特徴です。B型肝炎が慢性化すると、肝硬変や肝臓がんなどの合併症が発生する可能性があり、健康に深刻な影響を及ぼします。

急性と慢性の症状の違いは以下の通りです。

• 急性の症状：症状は比較的ゆっくりと出現。微熱、食欲不振、だるさ、吐き気・嘔吐、みぞおち痛み、お腹が張る、黄疸
• 慢性の症状：免疫がまだ十分でない乳幼児や、抵抗力が弱っている大人が感染すると、ウイルスキャリアとして慢性化。肝硬変や肝がんに進行することもある

B型肝炎は、血液や体液などを介して感染が広がります。B型肝炎はワクチンによって予防することが可能であり、感染が疑われる場合は早めの医療検査と治療が重要です。

性病検査に関する
よくある質問で疑問を解消

性病検査を東京で受ける前に、皆さんが悩んでいる項目をまとめました。性病は早期治療が大切です。悩んでいる間にも病気が進行するので、不安を早めに払拭しておきましょう。

性病検査は保険適用になる？

基本的に性病検査は保険適用になります。性感染症の検査や治療は、公的な医療機関や民間のクリニックで保険が適用されることが多いです。

ただし、すべての検査項目や治療が保険でまかなわれるわけではなく、自覚症状がない・症状が軽度な場合は自己負担となることもあります。

具体的な費用や保険の適用条件については、受診する医療機関に直接問い合わせるか、事前に確認しましょう。

性病検査を受けた方がいい人は？

性病検査を受けるべきかどうかは、個人の考え方によって異なりますが、性病検査を検討するべき人の参考例を下記にご紹介します。

• 新しいパートナーができた場合
• 不安定な関係や複数のパートナーがいる場合
• コンドームを使用せずオーラルセックス、バギナルセックス、アナルセックスなどの経験がある
• 性感染症の症状がある場合
• 定期的に検査をしたい方
• 妊娠を希望する場合

性病検査の必要性は個人の状況により異なるので、医師やパートナーと相談し、適切な判断を行うことが大切です。

ウインドウピリオド（潜伏期間）はどのくらい？

ウインドウピリオド（潜伏期間）は、感染してから症状が現れるまでの時間を指します。ただし、感染した状態であっても、全ての感染症が即座に出るわけではありません。

具体的な感染症によって潜伏期間が異なりますが、一般的な性感染症の潜伏期間の一例をご紹介します。

• クラミジア：数週間から数ヶ月。感染してから症状が現れるまでの時間が比較的長い
• 淋菌：感染後約2〜5日
• 梅毒：感染後約2〜3週間。ただし、梅毒には初期、第二期、第三期などがあり、それぞれの段階で異なる症状が見られる
• HIV：感染してから最初の症状が現れるまでの平均期間は数週間から数か月。ただし、HIVは長期的な潜伏期間を持ち、症状が出るまで数年かかることも

これらの期間はあくまで一般的な目安です。また、ウインドウピリオドの状態で検査を受けても結果が出ないことがあります。そのため、検査するタイミングは、潜伏期間を考えると3ヶ月程度見ておく必要があります。

東京の性病検査でしっかりチェックしよう｜まとめ

性病にかかると自分だけではなく、パートナーにも影響が出てしまうことがあります。そのため、大切な人を守るためにも、心当たりがある方は性病検査を行うことが大切です。

東京には無料で検査できる施設もありますが、しっかり検査したいならクリニックがおすすめ。今回ご紹介したクリニックは、即日から精密検査まで幅広く対応しているので、自分の希望に合わせて選びましょう。