ニキビ(にきび)

ニキビ(にきび)の病名は尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)と言います。

ニキビ(にきび)は正しい知識と適切な処置を行なえば、治療することができる皮膚の病気なのです。

ニキビ(にきび)の原因

nikibi01 ①皮脂の分泌過剰 ②皮膚のターンオーバー(新陳代謝)のサイクルの乱れによる毛穴のつまり。 ③ニキビ菌(アクネ菌、マラセチア菌)の増殖 ④ホルモンバランスの乱れ 過度なストレスによる男性ホルモン過剰分泌はニキビ(にきび)悪化の原因になります。また、生理前や生理不順によるホルモンバランスの乱れがニキビ(にきび)悪化の原因となります。

ニキビ(にきび)予防のための生活習慣

ストレスをためこまない

過度な精神的ストレスはホルモンバランスを乱します。適度な運動や趣味などでストレスの解消を。

バランスのとれた食生活

朝食をしっかりとる事と、栄養バランスを考えた食事を心がけてください。

睡眠

夜の10時ごろから2時頃の間に、老廃物が排出され、新しい細胞が作られます。夜更かしや睡眠不足は、皮膚の老化を促進し、ニキビ(にきび)だけでなく、肌荒れ、くすみ、シミ、シワといったお肌のトラブルを招く原因になってしまいます。

便秘

野菜や繊維の多い食物をとり、水分も適当にとり便秘を防ぎましょう。

紫外線

紫外線そのものが原因ともなりますが、紫外線により発生する活性酸素もニキビ(にきび)の原因となります。

スキンケア

油分の多いクリームやファンデーションは毛穴のつまりの原因となります。 化粧水やゲル状の美容液等で皮膚への水分補給はしっかり行いましょう。

アルコール

飲酒による糖分の過剰摂取もにきびの原因となります。

禁煙

タバコは血行を阻害してターンオーバー(新陳代謝)を低下させ、さらにニキビ(にきび)予防に必要なビタミンCを破壊するため、ニキビ(にきび)悪化の原因となり、肌の老化を早めます。

ニキビ(にきび)の治療

保険適応される治療

◎ビタミン剤飲み薬(ビタミンB2、B6、C) ◎抗菌薬(塗り薬、飲み薬) ◎外用レチノイド(毛穴のつまりを解消) ◎面ぽう圧出(専用器具を用い毛穴につまった、皮脂や角質を物理的に除去) ◎イオウ製剤 ◎漢方薬 ◆当院での処方可能な漢方薬

〇清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)
・化膿にきび
〇枝茯苓丸加苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)
・にきび
〇十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)
・一般的にきび
〇荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)
・化膿にきび

保険適応のない治療

ケミカルピーリング ケミカルピーリングとは、皮膚に化学薬品を塗り、皮膚を剥がすことによって起こりうる現象や効果を利用して行う治療のことです。

価格(全顔) 1回9,350円(税込)
治療回数 5〜10回程度を推奨(お客様の肌の状態によって異なります)
副作用 赤みやほてり、刺激感など

早く治る、痕に残さないにきびの治し方

ニキビ痕 タイプ別の正しいケア!!

タイプ別ニキビの対処法

ニキビの原因になる食べ物


 

薄毛・抜け毛

薄毛・抜け毛の原因

男性ホルモンによる遺伝的な薄毛・抜け毛

薄毛、抜け毛を引き起こしやすい男性ホルモンがジヒドロテストステロン(DHT)です。

髪の成長を抑制し、早く抜けてしまうのが原因と言われています。
また、男性ホルモンによる原因で薄毛になりやすい体質というのは遺伝すると言われています。

ストレスによる薄毛・抜け毛

ストレスも薄毛・抜け毛の原因です。ストレスによる代謝の異常、ストレスが原因で頭皮が血行障害に陥り周囲の細胞に酸素や栄養が行き渡らなくなり、脱毛すると言うことです。

特に円形脱毛症の一番の原因はストレスが原因だとする説が有力です。

不適切なヘアケアによる薄毛・抜け毛

不潔にしていることや朝晩のシャンプーなど過度の洗髪によって頭皮を痛めることも薄毛・抜け毛の原因になります。

また、パーマやヘアダイ、ドライヤーの使いすぎも薄毛・抜け毛を促進する場合があります。

毎日シャンプーをしてもシャンプーの十分なすすぎを行なわないと薄毛・抜け毛につながることがあります。
(市販のシャンプーの主成分の界面活性剤は、皮膚細胞内へ入り込み細胞を殺したり弱らせる作用があるといわれている)

女性の薄毛・抜け毛

頭髪に髪型などで長年刺激を与え続けたためのものや、妊娠や更年期でホルモンバランスの乱れによるものなど、様々な要因によるものがあります。

薄毛・抜け毛の治療

薄毛・抜け毛は様々な要因でおこりますので、皮膚科への受診をおすすめします。

フケ症(脂漏性湿疹)

頭、顔面、前胸部、腋窩、陰股部などの脂漏部位(皮脂が出やすい部位)に一致 して赤くカサカサした湿疹ができる病気で、フケ症もこの一種です。

フケ症の原因

成人の脂漏部位に生じるので、皮脂の過剰分泌が原因といわれていますが、最近の研究結果では、マラセチアというカビ(真菌)の一種が発症に関与するのではないかともいわれています。

原因について、まだわかっていないこともありますが、生活サイクルの乱れ、ホルモンバランスの崩れ、ストレス、偏った食生活(ビタミンB群の不足)なども脂漏性皮膚炎の発症・悪化に関わっているようです。

脂漏性皮膚炎の治療には、医師が処方する塗り薬や飲み薬だけでなく、皮膚を清潔に保ち、皮脂を適度な量に保つなどの日頃からのケアも大切です。

日常生活の注意点

毎日の食事は栄養のバランスを考慮し、また皮脂分泌を抑制することできるといわれているビタミン(ビタミンB群、ビタミンEなど)を豊富に含む食事をとるのがよいでしょう。

丁寧に頭皮を洗ったり、顔を洗うことが重要です。しかし、洗いすぎは逆効果です(皮膚がカサカサになる)ので注意が必要です。洗髪は必ず毎日というわけではなく、痒みがない、フケがでない、といったことを目安に。

フケ症の治療

従来よりステロイド(副腎皮質ホルモン)外用剤が非常に有効です。ただし、病気自体が慢性的なものですので、治療をやめると再発する傾向にあります。 長期にわたり使い続けることもあるので、ステロイド(副腎皮質ホルモン)の副作用が生じないように皮膚科専門医で症状に合わせた使い分けが非常に重要です。

最近では、長期間の使用でも、ステロイド(副腎皮質ホルモン)外用剤にみられるような副作用がないケトコナゾールという抗真菌薬(水虫などの薬)が脂漏性皮膚炎に有効であることがわかってきています。 ケトコナゾールと似たミコナゾールという成分の入っているシャンプーやリンスも市販されています。
ご紹介いたしますので、お気軽にご相談下さい。