帯状疱疹

帯状疱疹の原因

小児期に水痘として感染したものが、神経節に潜んでおり大人になってから帯状疱疹として発症。

水痘にかかったことのない子供との接触には注意が必要です。

帯状疱疹の症状

症状は痛みを伴い水をもった赤い発疹が全身に出ます。

水ぼうそうのときのウイルスが死なずに知覚神経の節に長い間生き続け、風邪など体カの低下したときにウイルスが再び活動を始めて神経を通って皮膚に到達し水ぼうそうと同じ水疱を作ってきます。

神経に沿って出てくるためにからだの片側の部分に帯状に出現する紅斑と小さな水疱が特徴で、途中の神経も炎症を起こし刺激を受けて痛みを伴います。

痛みは炎症の程度や年齢、皮疹の部位、初めの治療の仕方によって異なります。

若い人では軽症ですむ場合もありますが、高齢者では激しい疼痛を伴うことがあり、皮疹が冶癒した後でも神経痛のような痛みが何ヶ月も続くことがあります。

帯状疱疹の治療

冶療はやや高額ですが抗ウイルス薬の内服が大変有効です。
また、痛みが強い場合、ペインクリニックで半導体レーザーによる疼痛緩和療法も有効です。

皮疹の跡や神経痛を残さないために早めの受診が必要です。


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  • 帯状疱疹ワクチン

    帯状疱疹ワクチン

    50歳以上が保険外で接種可能です。
    生ワクチンのため、免疫不全の方、発熱、妊娠中は接種できません。
    帯状疱疹ワクチン
    帯状疱疹の予防のため50歳以降に1回接種で、ワクチンの効果は、接種後10~15年ぐらいです。
    帯状疱疹ワクチンは水痘帯状疱疹ウィルスの毒性を減らしたウイルスを使った生ワクチンです。

    生ワクチンは、生きたウイルスや細菌の病原性(毒性)を、症状が出ないように極力抑えて、免疫が作れるぎりぎりまで弱めた製剤です。自然感染と同じ流れで免疫ができるので、1回の接種でも充分な免疫を作ることができます。

    帯状疱疹ワクチンは生ワクチンのため、接種後2週間から血中抗体が出現しはじめ4週間後に最高値に達し、6週以降に血液検査で確認することができます。(つまり免疫ができるまでに約1か月かかります)

    ワクチンの接種により、帯状疱疹発症率、帯状疱疹後神経痛への移行率とも接種しない場合と比べてあきらかに減少しております。
    帯状疱疹の発症半分。PHN(帯状疱疹後神経痛)の移行66%減少。


    • 帯状疱疹ワクチン:8,800円(税込)

    接種後の注意点

    帯状疱疹ワクチンは生ワクチンのため、他のワクチンを接種する場合、約1か月以上日にちを空ける必要があります。

    帯状疱疹ワクチンの副作用

    接種を受けた後、数時間経ってからまれに発疹、じんましん、かゆみが起こることがあります。
    また、5日目から14日目ごろに発熱や発疹など軽い症状がでることがあります。いずれも通常1~2日で治ります。

    まれにアナフィラキシー様症状(じんましん、呼吸困難、口唇浮腫、喉頭浮腫など)や急性血小板減少性紫斑病(接種後数日から3週ごろに紫斑、鼻出血、口腔粘膜出血など)が見られることがあります。
    何か気になる症状が出現したら、すみやかに病院までお知らせください。

    帯状疱疹とは?

    帯状疱疹は、体内の神経節に潜伏していた「水痘帯状疱疹ウィルス」というヘルペスウィルスの一種が、再び活動を始めることによって起きるウィルス感染症です。
    子供の時に「水痘(みずぼうそう)」にかかった人なら、だれでもかかる可能性があります。
    体の左右どちらか一方に、赤い斑点と小さな発疹(水ぶくれ)がまとまって帯状に現れます。誰でもかかる可能性がある、ありふれた病気ですが、つらい痛みを伴ううえ、治った後も痛みが残ることがあるので注意が必要です。

    帯状疱疹に関する注意点

    帯状疱疹は次のような原因から増加していて、注意が必要です。

  • 核家族化や少子化、高齢化によって、帯状疱疹にかかる人の数が増えている。
  • みずぼうそうにかかっている子供との接触が少ないため、ブースター効果(ウィルスにさらされることで免疫が追加される)が得られず、10~20歳代での発症や、2度以上かかる例が増えている。
  • 子供が帯状疱疹にかかる例が増えている。
  • 帯状疱疹 の原因から症状・ワクチンについて


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