アトピー肌でも脱毛できる？できないケースや脱毛するメリット・デメリットも紹介！

「アトピー肌って脱毛を受けられないの？」この記事ではアトピー肌の脱毛について説明していきます。

アトピー肌でも
医療脱毛は受けられる？

基本的にはアトピー肌でも、医療脱毛を受けることができます。

医療レーザーは、メラニンに反応して発毛組織にダメージを与えていく仕組みになっています。

そのため肌の表面に大きな刺激を与えるわけではないので、アトピー肌でも医療脱毛を受けることができるのです。

アトピー肌の人が
脱毛できないケース

アトピー肌は基本的には脱毛ができるということですが、脱毛ができないケースもあります。

では脱毛ができないケースは、どんなものが挙げられるでしょうか？

その例を2つほどご紹介します。

アトピー肌の人が脱毛できないケース①
強い炎症や浸出液がでている場合

アトピー肌の方が脱毛できないケースとしては、肌に強い炎症や濃い色素沈着が出ている場合などが挙げられます。

その状態の肌にレーザーを当ててしまうと、炎症が悪化したり、火傷を起こしたりするリスクがあるからです。

カウンセリングなどで、医師に肌の状況を見極めてもらうことが大切になります。

アトピー肌の人が脱毛できないケース②
施術前にステロイド剤を塗っている場合

施術前に、アトピーの治療に使用されるステロイドを服用、塗布している場合は脱毛を受けることができません。

ステロイドの副作用には体毛が濃くなる、増えるといったものがあり、効果がでにくくなります。

また、ステロイドを使用することで、レーザーの刺激に反応しやすくなってしまい、肌荒れや感染症のリスクも考えられます。

ステロイドを使用している方は、使用するタイミングを医師に相談するのが良いでしょう。

アトピー肌の人が
自己処理を避けた方がいい理由

アトピー肌の方は、自己処理をすることでも症状が悪化してしまうリスクがあります。

自己処理を繰り返すことで肌にダメージを与えてしまうので、医療脱毛を受けた方が肌の負担が少なくなる場合もあります。

肌の状態によっては脱毛が受けられない場合もあるので、主治医に相談した上で医療脱毛を行いましょう。

カミソリ

カミソリを繰り返し使用することによって、肌に大きなダメージが与えられます。

特にアトピー肌の方は、かゆみや赤みがでてしまったり、肌を傷つけて症状が悪化してしまう場合もあります。

埋没毛といって、皮膚の下に毛が埋もれて成長してしまったりすることもあるので、繰り返し使用することは控えた方が良いです。

除毛クリーム

除毛クリームは、アルカリ性の薬剤で毛を溶かして皮膚の表面の毛をなくす脱毛方法です。

その薬剤によって肌にダメージが与えられてしまうので、症状が悪化するリスクがあります。

他にも薬剤の成分によって肌が乾燥しやすくなることもあるので、使用するのはおすすめできません。

毛抜き

毛抜きで毛を無理やり引き抜くことは、肌に負担がかかってしまう行為です。

皮膚の炎症が悪化してしまったり、埋没毛ができるなど、肌トラブルに繋がってしまいます。

それだけではなく、最悪の場合毛包炎の原因になってしまうこともあるので注意しましょう。

アトピー肌の人が
医療脱毛を受けるメリット

アトピー肌の方が毛の処理をするなら、医療脱毛が勧められる場合もあります。

アトピー肌の方が医療脱毛を行うことで、どのようなメリットがあるのでしょうか？

メリットを3つほどご紹介していきます。

アトピー肌の人が医療脱毛を受けるメリット①
自己処理による症状悪化のリスクを減らせる

前述したように、自己処理は肌に大きな負担がかかってしまう上に、何度繰り返しても終わりがありません。

医療脱毛で脱毛してしまった方が、自己処理の回数が大きく減らせるメリットがあります。

自己処理を繰り返すことで肌に良くない影響を与えてしまうより、肌荒れのリスクを減らせる場合があります。

アトピー肌の人が医療脱毛を受けるメリット②
肌トラブルにも、すぐに対応してもらえる

万が一肌トラブルが起きた場合にも、クリニックには医師が常駐しているので、すぐに対応してもらうことができます。

肌トラブルの治療を無料で行ってくれるクリニックもあるので、クリニック選びの際にチェックしておくと良いでしょう。

医師の診察で肌の状態を診てから、施術を行ってくれる点も安心です。

アトピー肌の人が医療脱毛を受けるメリット③
短期間で脱毛が完了する

医療脱毛は終わりのない自己処理とは違い、短期間で脱毛を完了することができます。

医療脱毛が完了することで、自己処理の回数を減らすことができるので、毎日のように毛を気にすることもなくなります。

肌への負担も減らせるのが大きなメリットです。

アトピー肌の人が
医療脱毛を受けるときの注意点

アトピー肌でも医療脱毛を受けられますが、注意する点がいくつかあります。

注意して脱毛を受けないと、症状が悪化してしまうリスクがあります。

しっかり確認をしてから医療脱毛を受けましょう。

①保湿などのアフターケアをしっかりと行う

アトピー肌や敏感肌の方は、特に施術後のアフターケアが欠かせません。

施術後の肌は乾燥しやすく、バリア機能が低下しています。

かゆみや赤みが生じてしまう場合があるので、自分の肌にあった保湿クリームを使って、しっかりと保湿を行うことが大切になっています。

参考：イデア美容皮膚科クリニック

②ステロイド系の薬の使用に注意

ステロイド系の薬には、毛が濃くなったり増えたりする副作用があります。

脱毛を受けるときには使用を控えないと、効果がでにくくなってしまいます。

ステロイドの使用中は免疫力が低下する傾向もあるので、肌荒れのリスクも大きくなります。

ステロイド系の薬を使用している方は注意しましょう。

③肌の状態に合わせた施術を受ける

アトピー肌や敏感肌の方は、肌トラブルが起きやすい傾向があります。

脱毛の施術を行ってもらう場合には、必ず自分の肌の状態に合わせた施術を行ってもらいましょう。

そうすることで、肌トラブルのリスクを減らすことができます。

④医師に症状の詳細を伝えておく

アトピー肌の方は、事前に症状を伝えておく必要があります。

部位によって炎症が大きかったり、浸出液が出ている場合は施術を行うことができません。

また、症状を伝えておくことで肌に合わせた脱毛を行ってもらいやすくなります。

アトピー肌の人でも安心の
医療脱毛クリニック5院

アトピーと脱毛のよくある質問

• 医療脱毛の施術後にアトピーが悪化する可能性はある？
• 医療脱毛をするとアトピーが治ることはある？
• 医療脱毛は保険適用になる？
• 自宅でのセルフ脱毛はおすすめできる？
• アトピー肌におすすめの脱毛器は？

医療脱毛の施術後に
アトピーが悪化する可能性はある？

医療脱毛は肌表面への負担は少ないですが、アトピーが悪化してしまうリスクもあります。

特にアトピー肌の方はレーザー後に赤みが出たり、かゆくなってしまうことがあります。

カウンセリングや診察で医師に症状を伝えておき、脱毛機の種類やレーザーの出力を部位によって変えてもらうなど、対処してもらうことが大事です。

また、クリニックには医師が常駐しているので、肌トラブルが起きた時もすぐに対応してもらえます。

医療脱毛をすると
アトピーが治ることはある？

医療脱毛を行ったことで、アトピーが改善されたという報告もあります。

これは自己処理を繰り返していたときに比べて、肌のダメージが減ったことや、毛が減ったことによって炎症が起きにくくなったことが理由だと考えられています。

医療脱毛は保険適用になる？

医療脱毛は美容目的のため、保険適用外になっています。

アトピー肌でも、医療脱毛は保険適用にはなりません。

医療脱毛ではアトピーの改善が見られることがありますが、アトピー治療が目的の施術ではないからです。

自宅でのセルフ脱毛はおすすめできる？

肌への負担が大きい自己処理は、続けていると肌に炎症が起きてしまう原因にもなります。

そのため自己処理を続けることはおすすめできません。

医療脱毛を行うことで自己処理の回数が減り、肌への負担を減らすことができます。

アトピー肌におすすめの脱毛器は？

アトピー肌は色素沈着があったり、肌が敏感なことが特徴です。

アレキサンドライトレーザーはメラニンに反応するため、色素沈着部位に照射すると火傷のリスクがあります。

ソプラノアイス・プラチナムなどの肌に優しい蓄熱式の脱毛機を使用するのがおすすめです。

アトピーと脱毛についてまとめ

今回はアトピー肌の方は医療脱毛が受けられるのか、どんなことに注意すればいいのか、医療脱毛のメリットなどをご紹介していきました。

医療脱毛を行うときには医師にしっかり症状を伝え、よく相談してから受けましょう。